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【煌めくガラス絵展 ― ガラス絵の美はどこまで可能か ―】
2012年5月27日(日) → 2012年7月15日(日)

煌めくガラス絵展 ヨーロッパでステンドグラスの補修として開発され描かれてきたガラス絵が清時代に中国に渡り、さらに日本へ伝わったのは17世紀頃といわれています。当時は、びいどろ絵、玉版油絵などと呼ばれて、とても貴重なものでした。18世紀には司馬江漢が、19世紀には葛飾北斎なども描いていたようで、時代時代に著名な作家の余技として伝わってきました。
ガラス絵は、平らなガラス板の裏側に描かれ、それを表側からガラスを透して鑑賞します。そのため、描くときは左右が逆になります。
また、絵の具の上の塗り重ねた色は表から見えないので、描き方も考慮されます。通常の制作との勝手の違いから、様々な技法や工夫が凝らされます。画家にとってもその効果を楽しむことができて、新鮮な魅力となっているようです。
ガラスを透してみる絵の色は美しく、まるで宝石のような輝きを見せます。絵の具をチューブから押し出したときに見る、あの濡れたままの光沢。それはガラスに密着しているため、永遠に変わらぬ輝きとなります。煌めく宝石のようなガラス絵の世界。今また、現代の新しき感覚で描きだされるその美を追い求めてみたく思います。
今回は此木三紅大のガラス絵を中心に展示致します。
皆様のご来館心よりお待ちしております。

左「やわらかなひととき」恩田みどり / 中「ナポレオン少女」此木三紅大 / 右「アドリア海の街」竹内庸悦

「やわらかなひととき」恩田みどり /「ナポレオン少女」此木三紅大 /「アドリア海の街」竹内庸悦