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【金子周次 木版画展 ― 没後40年、その全貌に迫る ―】
2016年10月15日(日) → 2016年12月23日(金)

金子周次 木版画展 ほくさい美術館では「金子周次 木版画展」を開催いたします。
金子周次(1909年〜1977年)は千葉県銚子の老舗の履物店の4男として生まれ、小学校時代から絵の才能を発揮しました。後に世界的な版画家となった浜口陽三と机を並べ、その頃は金子の方が大らかな表現力を認められたといいます。戦前は家業の下駄職人としての生活を余儀なくされましたが、戦後の混乱期に絵描きとして生きることを決意し、生涯独身で木版画・油絵・水彩画・書・てん刻などの創作三昧の生活に入りました。周りの人々にはブタ小屋に住む貧しい絵描きと映ったようです。しかし、その作品は心豊かな郷土愛に満ち、純粋な人柄を彷彿とさせます。なかでも木版画には、先人の亜流ではなく生涯をとおして試行錯誤を繰り返しながら創出したであろう金子独特の絵画的表現が見られます。現代版画とは異なる魅力は、その辺りからも湧き出るのでしょうか。
時代の移り変わりとともに、自然も都市もそこに住む人々も変わります。しかし、青い海や豊かな緑、銚子の良き風景が金子のひたすらな心をとおして、いっそう美しいものとして残されており、それぞれの郷土が美しく在ることを願わざるを得ません。今回は、没後40年を迎える金子周次の画業を改めて振り返り、版画・油絵・水彩画80点を展示いたしますので、描かれた時代、土地、風土を超えて、溢れ出る懐かしい日本人の心の風景を広く皆様にご覧いただきたいと思います。
皆様のご来館心よりお待ちしております。

上段「台地の秋」「犬吠灯台(大)」「外川の夏」/ 下段「(イカリ)出漁」「月見草」「千騎ヶ岩」

上段「台地の秋」「犬吠灯台(大)」「外川の夏」
下段「(イカリ)出漁」「月見草」「千騎ヶ岩」